1977年、不破加奈子は、岐阜県大垣市で生まれる。4歳でピアノを始め、5歳で作曲を始める。8歳の時に、日本作曲コンクール、児童の部で最優賞を受賞、続く翌年も賞を受ける。高校で声楽に目覚め、名古屋音楽大学声楽科に進み、2000年に卒業。卒業演奏会に出演する。その後2001年に、アメリカに渡り、ジャズの発祥地であるニューオリンズにて、語学、ジャズを習う。2005年 にニューリンズで起こった、歴史に残る大災害、ハリケーンカトリーナ後、やむを得ずオレゴン州に逃れたが、この災害の経験から、音楽を使って人々を助けた いという思いが深まり、音楽療法士という仕事を知る。ニューオリンズにもっとも近いところでと、テキサス州に身を移し、2007年にサムヒューストン州立大学音楽療法科に入学。2010年に全米でもっとも大きい癌センターで知られている、MD Anderson Cancer Centerに て、難関な面接を突破し、実習療法士として6ヵ月間働きながら音楽が医学の世界でどれだけ治療に影響を与えるものかを、研究しながら、学ぶ。同年、音楽療 法士として、同大学を卒業。その後、ニューオリンズに戻り、ミュージシャンとして、また、療法士としてアメリカ生活再出発をはたす。昔から、曲を書いた り、アレンジしたりするのが大好きだった彼女は、幼い頃からの夢であった、シンガーソングライターとして活動をはじめる。彼女の音楽性としては、JazzそしてR&B、 またミュージシャンでは、アレサフランクリン、エラフィッツジェラルド、エタジェイムス、ニーナシモン、ダニーハザウェイなどの音楽に興味を持ち、また、 若き頃から数多くの国々へバックパック一つでの一人旅を重ねた経験やハリケーンカトリーナの大災害を経験したことも彼女の音楽性に多大な影響を与えてい る。彼女はジャズはもちろんのこと、自分の母国である日本の曲を広めたいと、日本の懐かしい曲を自分なりにアレンジをし、ニューリンズのセカンドラインリ ズムをバックにした、独特な日本とニューオリンズのコラボレーションミュージックを実現させている。これまでに,プライベートでは、Dr. Lonnie Smith,そして舞台では、 Detroit Brooks, Chris Thomas King( Grammy Winner), Charmaine Neville, Herman Lebeaux,Kirk Joseph, Jesse Boyed,Thaddeus Richard, Mem Shannon, Vasti Jackson, Donald Ramsey,Walter Harris, など数多くの素晴らしいミュージシャン達との共演をはたしている。今までに、Snug Harbor Jazz Bistro, Sweet Lorraine's Jazz Club, House Of Blues, Cafe Istanbul, Hotel Royal Sonesta, Cote Sud, などのミュージッククラブやレストラン、ホテルで演奏をし、また、プライベートパーティーや、Conferenceなどでのイベント、ウエディングパーティーなどでも演奏を行っている。定期的にはYuki Izakayaにて毎週水曜日、自らがリーダーとしたトリオ、(Kanako-(Keys&Vocal), Detroit Brooks-(Guitar), Walter Harris- (Drum))で演奏を行っている。その他に、ニューオリンズの最も歴史が古いトレメ地区のSt. Anna教会のアートスクールにて、犯罪地区に育った子供達、カトリーナで親や親族を亡くした子供達、複雑な家庭で育った子供達にピアノ指導、合唱隊の指導者、伴奏者をしながら、音楽療法士としても、子供たちの生活の見直しや、心のケアに努めている。